明青アカデミーの冬期講習の特徴

明青アカデミーの冬期講習の特徴

 私たちが2012年度の冬期講習で扱う英文法は関係代名詞、不定詞、動名詞、そして分詞です。これは実は明青アカデミーの季節講習で扱う定番の英文項目なのですが、どうしていつもこれらの文法を指導するのか。それにはしっかりとした理由があります。

何のために文法を学ぶのかを考える。

「文法を学ぶのは文章を読み解くため。」

大学受験の問題に目を通せば、明らかに文章読解に重きが置かれていることが分かります。例えば毎年たくさんの方が受験する「センター試験」。このテストの配点もその例外ではありません。文法•語彙の配点は32点分程度で、さらにその中には語彙問題も含まれていますので、「文法だけ」での配点は非常に少なく、配点は文章読解が大部分を占めています。したがって、文法を「知っている」ことよりも「使えること」が重要だということが分かると思います。
しかし、だからといって英文法は放っておいていいというわけではありません。英文法はセンター試験で問われるレベルの英文法の知識を通常授業を通して最終的には身につけます。しかし、優先すべきは、まずは文章を読むための重要な文法項目をいち早く身に付けることです。
この「文章を読むための重要な文法項目」というのが明青アカデミーの冬期講習で扱う文法なのです。例えば、
I have been to Canada twice.
この文を見てこれが現在完了だと判断がつく(現在完了が意味することが分からなくても)と思います。しかし、
This is the best place I have ever been.
この文を見てもすぐに関係代名詞があることに気づくのは難しいかもしれません。もしかしたらただ長い文だとしか思わないかもしれません。しかし「文」というのは命令文などの多少の例外をのぞいて基本的なルールとして「主語」と「動詞」が必要です。この文ではthis(主語)is(動詞)I(主語)have(動詞)があり、先のルールを無視しています。従ってこの文を見た時に「おっ、この文は関係代名詞のthatが省略されているな」とすぐに気がつかなければなりません。
このように英文法には「一目見ただけで文法事項が判断できるもの」と「一目見ても文法事項が判断しにくいもの」があります。


優先順位を明確にし、学習効率を最大限に高める。

私たちが徹底的に指導するのはこの一目見ても判断しにくく、さらに文章読解で頻出項目でありとても大切な文法です。これらの文法は「理解」と「実践」の二つがなければ使えるようになりません。

冬期講習でまずは理解をしっかりして頂くことを目標にしています。

文章が長くなれば長くなるほど冬期講習で扱う文法事項は判断しづらくなりますので、新しい年を迎える前に是非今までの総復習として参加してみてはいかがでしょうか。

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